06-6437-8506
電話対応
10:00-19:00

自賠責の限度額の先取り

  1. 行政書士松浦法務事務所 >
  2. 後遺障害に関する記事一覧 >
  3. 自賠責の限度額の先取り

自賠責の限度額の先取り

自動車事故が起きた場合の保険金の請求方法には2種類、被害者請求と加害者請求(事前認定)が定められています。

加害者請求では被害者への損害賠償の前に後遺障害等級認定をすることで、その等級を示談の額の参考にするため、後遺障害等級認定がされたからといって自賠責保険の保険金は支払われません。
それに対し、被害者請求では被害者が自賠責保険会社に直接申請をするため、示談を待たずに等級に応じた保険金が支払われることとなります。
中には被害者が即座に多大な治療費等を支払うことが経済的事情により厳しい場合もあり、自賠責の保険金を示談より前に手に入れることはこの点で大きなメリットとなります。
このように、示談で実際の損害を確定させる前に自賠責保険会社に請求できるお金を仮渡金といいます。

しかし、自賠責保険には等級に応じて限度額が定められています。
具体的には要介護の1級後遺障害では最大4000万円、1番軽い14等級では75万円が限度となります。他にも、障害の場合120万円、死亡の場合3000万円と定められています。
この額では被害者の救済が十分では無い場合が多いですが、仮渡金は一応の損害額を後遺障害等級により画一的に決めているだけで、実際の損害額とは異なります。
そのあとには当然、本請求によって実際の損害額を請求していくことになります。

行政書士松浦法務事務所では、尼崎市、神戸市、大阪市、京都市中心に全国どこでも相談を承っています。
後遺症障害、異議申立て専門の行政書士がその経験に基づいた見地から親身にご相談に乗らせていただきます。

行政書士松浦法務事務所が提供する基礎知識

  • バレリュー症候群は後遺障害認定されるか

    バレリュー症候群は後遺...

    バレリュー症候群とは、事故の衝撃によって交感神経に血流障害が生じることで、自律神経の症状がでます。症状...

  • 後遺障害再請求(いわゆる異議申立て)の方法

    後遺障害再請求(いわゆ...

    自賠責後遺障害認定によって満足のいく等級認定をされなかった被害者には不服申立手続きによって再度等級につ...

  • 後遺障害の事前認定のメリット・デメリット

    後遺障害の事前認定のメ...

    後遺障害認定を請求するための手続きとして、事前認定と被害者請求というものがあります。事前認定とは、手続...

  • 目に見えにくい後遺障害

    目に見えにくい後遺障害

    ■目に見えにくい後遺障害 目に見えにくい後遺障害は、いくつか代表的な例が挙げられるので、以下に紹介しま...

  • 後遺障害の異議申立て(再請求)とは

    後遺障害の異議申立て(...

    満足のいかない後遺障害等級認定には自動車損害賠償責任保険会社(自賠責保険会社)への 異議申立てによる再...

  • 交通事故でむち打ち症になった場合の慰謝料

    交通事故でむち打ち症に...

    交通事故でむち打ちの後遺症が残ってしまった場合は、相手方に対して慰謝料を請求することが可能です。 むち...

  • 後遺障害慰謝料・逸失利益の算出根拠

    後遺障害慰謝料・逸失利...

    慰謝料とは、治療費や入院費といった財産上の損害とは違い、「精神的な損害」を与えた場合に発生するお金のこ...

  • 高次脳機能障害の慰謝料相場とは

    高次脳機能障害の慰謝料...

    高次脳機能障害とは、脳の機能のうち、言語や記憶、感情をつかさどる認知機能に起こる障害のことです。交通事...

  • 症状固定とは?

    症状固定とは?

    ■症状固定とは 症状固定は「症状の固定」とも言われます。意味は、療養をもってしても、その効果が期待し得...

ページトップへ